川越街道紀行

No.3「四ツ又馬頭観音」

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所在地

東京都板橋区板橋

概要

川越街道と高田道の交わる四ツ又にある馬頭観音。 1734年に造られた歴史ある馬頭観音です。 以前は現在地より南西よりにありましたが、マンション建設のため、2015年頃に現在地に移転されました。

現地説明板
四ツ又馬頭観音(板橋区登録有形文化財)

四ツ又観音は、享保十九年(1734年)十月十九日に造られ、当初より四ツ又にありましたが、近代以降に板橋区板橋二丁目五十八番の地に安置されました。 ここは、江戸時代に中山道宿場町であった板橋宿平尾から分岐した川越街道と、板橋宿中宿から池袋方面へと伸びる高田道が交差する地点にあたります。 四ツ又は交通の要衝であり、この馬頭観音も、道しるべとして知られていました。

馬頭観音とは七観音の一つで、頭上に馬頭をいただいています。 供養の目的は像容からみてわかるように、牛馬の供養と結びつき造立されました。 江戸時代における馬は、交通手段として重要であったために、人間と同様に大切に供養されました。

この石造を建てたのは、六十六部とあり、そのあと何文字かは判読できませんが、願主順貞と続きます。おそらく順貞は、この地に関係した人物であると考えられます。 その後、現代にいたるまで地域の人々によって大切に守られてきました。

四ツ又馬頭観音は、安山岩製で高さ六五センチほどです。

東京都板橋区教育委員会

馬頭観世音について

お守りされる方々のお賽銭は、祠の中の水抜き工事に支払っています。

雨が降っても水たまりの心配をすることなく、きれいなお花をいつも飾っていただいて、ありがとうございます。 交差点の中の交通事故もなくなり、ありがたいと思っています。

これからも、登下校の子供たちをお守りいただきたいと願っています。

馬頭観世音世話人

フォトギャラリー

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地図
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編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2024/10/13
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