甲州街道紀行

No.164「庚申塔」

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所在地

東京都渋谷区笹塚

現地説明板

笹塚に丁目20番

庚申塔

庚申の信仰は中国の道教思想に基づくもので、江戸時代に盛んになり、村の辻などに庚申供養塔が建てられました。

庚申信仰は、六十日ごとに巡り来る庚申の夜、眠り込んだ人の体内から三尸と呼ばれる虫が出て、天帝にその人の罪過を報告し、罰が下されるというもので、寝てはいけないと信じられていました。 庚申堂や当番の人の家に集まった村人たちは、一晩中勤行をして夜明を待ちました。 その仲間を庚申講と呼んだのです。 庚申信仰は「猿」と「申」との混同から、庚申の日に猿田彦神をまつるようになりました。 この庚申塔にも青面金剛像の下に三匹の猿が彫ってあります。

ここにある庚申塔は、元禄十三年(一七〇〇)に〇〇〇れたものですが、付近の人びとによって、いまも大切に守られています。

渋谷区教育委員会

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地図
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編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/06
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