甲州街道紀行

No.10「渋沢栄一像」

< No.9 銭瓶橋跡
No.11 常磐橋門跡 >
所在地

東京都千代田区大手町

概要

渋沢栄一は、約500の企業の設立・育成に関与し、600もの社会事業に携わったという圧倒的な事績の持ち主です。 2024年からは新一万円札の肖像画にも採用され、2021年には大河ドラマにもなりました。

現地説明板

青淵澁澤榮一翁は 天保十一年埼玉縣の農家に生まれたが時勢に激して志士となり 後轉じて幕臣となつて  慶應さんねん欧州に赴き 民主主義自由主義を知る機會を得た  歸朝後大蔵省に仕官して諸制度の改革に當つたが 明治六年退官し  同年創立された第一國立銀行の頭取となり 爾来産業経濟の指導育成に任じ開與した會社五百  常に道徳経濟合一主義を唱えて終生之を實錢し我が國運の發展に偉大な貢獻をした  また 東京市養育院等社會事業の助成一橋大學日本女子大學等實業及び女子教育の育成  協調會等による労資の協調 日華日米親善等世界平和の促進  道徳風致振作のために九十二歳の高齢に達するまで盡力し 昭和六年十一月十一日に逝去した

翁の歿後 財界有力者によりその遺徳顯彰の目的で設立された澁澤青淵翁記念會が  昭和八年此處に銅像を建立したが 第二次世界大戦中金属供出のために撤去された  然るにこのたび 銅像再建の聲が盛り上がり各界の有志によつて 再び朝倉丈夫氏に製作を依嘱し舊位置にこの銅像を建て  東京都に寄付したのである

昭和三十年十一月

澁澤青淵記念財團龍門社

フォトギャラリー

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地図
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参考文献
編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/04
  • 2021/02/28