所在地
東京都千代田区大手町
概要
昔ここに堀があり、そこに架かっていた橋を銭瓶橋といいました。堀(道三堀)を掘った時、地中より銭の入った瓶を掘出したので橋の名となったともいい、 又一説には、この辺で永楽銭の引換えをしたので、銭替橋といったとの説もあり、 あるいはここで両替をするものが市をなしていましたが、あまりに多くなり仲間をきめて、両替をしたので銭買橋といったともいわれています。 1909年(明治42年)に埋立てられ今は濠もなく橋もなくなり銭瓶の名だけ残っています。
現地説明板
銭瓶橋
銭瓶橋 歌川広重「名所江戸百景 八つ見のはし」 国立国会図書館提供
江戸城を取り巻く地形と文化財
銭瓶橋あ、江戸城建設の物資補給のために開削された道三堀・日本橋川と、1636年(寛永13年)に掘削された外堀の3本の水路が交差する場所(現在の丸の内一丁目付近)に架けられていました。
銭瓶橋の由来は諸説あり、橋を架設する際に地中から銭の入った瓶が掘り出されたからとする説と、 この付近で永楽銭の引換えが行われており、「銭替橋」と呼ばれたからとする説があります。
江戸の名所の一つとして知られ、有名な景勝地でした。歌川広重の「名所江戸百景 八つ見のはし」には中央に銭瓶橋が描かれています。
1909年(明治42年)、道三堀が埋め立てられ橋も姿も消しました。
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参考文献
編集メモ
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