甲州街道紀行

No.160「笹塚跡」

< No.159 清岸寺
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所在地

東京都渋谷区笹塚

概要

この付近の甲州街道の両側に、直径1mほどの笹が茂った塚があり、地名の由来となりました。

現地説明板

笹塚二丁目12番

笹塚跡

昔、このあたりの甲州街道の南北両側に直径一メートルほどの塚(盛土)がありました。 その上に笹(または竹)が生い茂っていたことから、笹塚と呼ばれていたようです。

その塚が、慶長九年(一六〇四)に設置された一里塚であるかどうかははっきりしませんが、この塚に一里塚の印を記載している古図もあります。

また、江戸時代の文書にも笹塚のことが簡単に述べられています。 大正五年(一九一六)に発刊された『豊多摩郡誌』には、「甲州街道の北側に石塚があったが、今は見られない」と書いてあります。

この塚があったことから、この地域一帯を昔から笹塚と呼び、今もそれが町名として残っているのです。

渋谷区教育委員会

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地図
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参考文献
編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/06
  • 2021/04/03