甲州街道紀行

No.201「調布不動尊常性寺」

< No.200 國領神社
No.202 一願地蔵堂 >
所在地

東京都調布市国領町

概要

常性寺は、正式には「医王山長楽院常性寺」と称し、鎌倉時代に創建された由緒ある真言宗豊山派の寺院です。 往古は多摩川沿いに壮麗な諸堂が建立されていましたが、安土桃山時代の慶長年間に旧甲州街道沿いの現在地に移築させられました。 その後、江戸時代に祐仙法印が上総国成田山新勝寺より成田不動尊を勧請して中興したといい、以来、「調布不動尊」と称されて広く皆様に親しまれています。

現地説明板
子育て地蔵尊

子供は家族の宝 国の宝です
しかし、現代は苛め・虐待・事故等々この世の地獄の中で苦しんでいる子供達もいます
地蔵菩薩は人々を教化救済し、とりわけ子供たちを地獄から救い守ってくださることで永く人々に信仰されてきました。
子供達を守り、教え、育むいい環境を創ることは大人の責務です
ここに子育て地蔵尊を建立し子供達の健全な成長と末永い幸せを祈願いたします

合掌

平成二十六年三月春彼岸

調布不動尊 常性寺

當山第二十三世 栄夫 敬白

市郷土資料(民俗資料)

小 橋  馬頭観音塔

所 在 調布市国領町壱丁目二番地八
指 定 昭和四十年十一月十二日

馬頭観音は六観音の一つで、破邪顕正、人々の煩悩を断つなどの功徳をもつ仏とされるが、頭上に馬頭をいただくことから、民間では馬の守護神として江戸時代中期以降広く信仰されるようになった。

馬頭観音塔は、念仏供養、道供養として建立されるが、馬の供養のため建てられることが多い。この塔は、甲州街道の小橋(現馬橋から西五〇㍍)の「すてば」にあったものを、 甲州街道の拡幅で再度にわたり移動し現在地に安置された。 「すてばとは、馬などの埋葬地である」

この塔は、文政七年(一八二四)市域及び近隣の十九か村のほか、八王子の嶌(縞)買中などが協力して造立したものである。

馬頭観音の像を彫った供養塔は市内でも珍しく、また商人を含む多数の村民が造立したことでも知られる貴重な像塔である。

平成七年三月三十日

調布市教育委員会

フォトギャラリー

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地図
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参考文献
編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/06
  • 2021/06/03