甲州街道紀行

No.238「武蔵国府跡」

< No.237 大國魂神社
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所在地

東京都府中市宮町

概要

武蔵国府跡は、奈良平安時代の武蔵国府の中心地にあたる国衙の跡地です。 この武蔵国府は、南北約300m、東西約200mにわたる大規模な敷地でした。

現地説明板
国府・国衙とは

奈良時代から平安時代の約400年間、武蔵国(現在の東京都と神奈川県と埼玉県の一部)を治めた役所の所在地を国府といい、 その中枢の役所群が置かれていたところを国衙といいます。

国衙の範囲

武蔵国衙跡は、全体のごく一部がわかっているにすぎませんが、大國魂神社境内からその東側にかけてのおおよそ東西200m以上、 南北300mに広がると考えています。

格式の高い建物の存在

この建物跡周辺では、一辺30cm程度の塼が大量に出土していることから、塼敷を基壇の縁に用いた瓦葺きの格式の高い建物が存在したことがわかります。

国衙の中枢建物跡の発見

この場所では、こうした格式の高い国衙の中枢を構成する建物跡が南北に2棟並んで発見されたました。

柱と床の表示

朱色の柱は、当時の国衙の中枢建物の柱位置を示し、床仕上(平板)は建物範囲を表しています。

府中の地名

府中の地名は、この「国府の中」から生まれました。

注意事項

展示スペースは年末年始を除く9:00~17:00に公開されています。

フォトギャラリー

クリックすると拡大表示されます。

地図
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参考文献
編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/06
  • 2021/10/15