甲州街道紀行

No.51「燈臺」

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所在地

東京都中央区銀座

概要

関東大震災10周年を記念して造られた銅造彫刻です。 「燈臺」は力に満ちた青年が兜を装い、松明を捧げ、獅子を従えた作品です。 石造の台座には「不意の地震に不断の用意」と記されています。

現地説明板
銅造彫刻「燈臺」北村西望作

関東大震災10周年記念塔の銅造彫刻は、彫刻家北村西望(1884~1987)が47歳の時に制作した作品です。 北村は、この彫刻を昭和6年(1931)開催の帝国美術院第12回美術展覧会にあわせて制作し、「燈臺」と題して出品しました。

北村西望 は、明治17年(1884)に長崎県で生まれ、京都市立美術工芸学校や東京美術学校彫刻科に学び、戦前から優れた造形の彫刻を数多く制作してきました。 中でも、昭和30年に制作した長崎市の「平和祈念像」は代表作の一つです。

「燈臺」は、力に満ちた青年が兜を装い、松明を捧げ、獅子をしたがえた作品です。 この像には、北村が得意とした写実的で覇気に満ち溢れた力強い造形の人物像が創り出されています。

この作品は、大正12年(1923)の関東大震災 から10周年を迎えた昭和8年9月1日、震災記念塔に相応しい彫刻として設置されました。 北村は設置にあたって、石造の台座設計や十数万の応募から選ばれた標語「不意の地震に不断の用意」の鋳造銘板も制作しています。

銅像彫刻 「燈臺 」は、彫刻家 北村西望による優れた造形芸術を表現しながら、震災の歴史を伝える記念塔と美術展覧会に出品された「燈臺」して語り継がれています。

平成28年3月

中央区教育委員会

関東大震災の記念塔

この塔は大正十二年(一九二三年)九月一日午前十一時五十八分 東京を中心に関東一帯をおそった大震火災を記念するために 広く浄財を集めて十周年の昭和八年九月一日に建てたもので わが国彫刻界の巨匠北村西望先生が「平和の神」を象徴して制作されたものであります 標語の「不意の地震に不断の用意」は当時朝日新聞社が全国から懸賞募集した十余万の応募の中から選んだもので長くこの日をしのび二度と惨害をくりかえさぬよう注意を喚起するものであります

昭和三十五年九月一日

震災共同基金会
朝日新聞厚生文化事業団

震災の被害状況 死者九九、三三一
負傷者一〇三、七三三
行方不明四三、四七六
倒壊家屋 全壊一二八、二六六 半壊二六、二三三
焼失家屋四四七、一二八

フォトギャラリー

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地図
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編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/04
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