甲州街道紀行

No.78「加藤清正邸」

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所在地

東京都千代田区永田町

概要

憲政記念館一帯には、江戸城時代初頭、熊本藩主加藤清正の屋敷がありました。 その後、彦根藩井伊家の上屋敷となり、上屋敷として明治維新まで利用しています。 幕末の大老井伊直弼は、1860(万延元年)に、この屋敷から外桜田門に向かう途中、水戸藩士等に襲撃されました。

現地説明板
加藤清正邸跡/井伊掃部邸跡

永田町一丁目1番と8番(国会前庭北地区と、その西側の一角)には、1596年~1615年(慶長年間)から熊本藩(現在の熊本県)藩主加藤清正の屋敷がありました。 加藤家は2代忠広の時に、謀反の疑いをかけられ、1632年(寛永9年)に改易となり、屋敷も没収されました。

同年、彦根藩(現在の滋賀県)藩主井伊家がその屋敷を拝領し、明治維新まで上屋敷としました。 歴代当主は、掃部頭を称しました。

幕末の大老井伊直弼は、1860年(安政7年・万延元年)3月に、この屋敷から外桜田門へ向かう途中、水戸藩氏らに襲撃されました。

なお、加藤清正邸跡は、1955年(昭和30年)3月28日に、東京都指定旧跡として文化財指定されています。

--英語省略

桜田門付近から見た井伊邸
(名所江戸百景 外桜田弁慶堀糀町)
国立国会図書館提供
江戸図に記された井伊邸宅
(加藤清正邸)(武州豊嶋郡江戸庄圖1632年)
都立中央図書館特別文庫宝所蔵
フォトギャラリー

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地図
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参考文献
編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/04
  • 2021/03/06