甲州街道紀行

No.158「牛ケ窪地蔵尊・道供養塔」

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所在地

東京都渋谷区幡ケ谷

現地説明板

幡ヶ谷一丁目10番

道供養碑

この道供養碑は、文化三年(一八〇六)十一月に造立されたことが、銘文からわかります。 これにより、江戸時代の道供養信仰をある程度知ることができます。 道祖神、地蔵尊などの交通安全、悪魔退散の呪術的信仰とは違い、これは橋供養と同じように、道路自体を供養して報恩感謝の念を捧げることにより、交通安全を祈ろうとする珍しい供養碑です。

中野通の先は駒場道(鎌倉道)の一部で、この道供養碑はもとはそれに面してたてられていて、駒場道の供養碑であったことがわかります。

なお、中野通に甲州街道が交わるこのあたりは、地形が少し低くなっていて、江戸時代から牛ヶ窪と呼ばれており、幡ヶ谷地域の農民が雨乞ぎょうじを行う場所、といういい伝えもあるようです。

渋谷区教育委員会

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地図
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編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/06
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