甲州街道紀行

No.174「永昌寺」

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所在地

東京都杉並区永福

概要

曹洞宗寺院の永昌寺は、天長山と号します。 永昌寺は、16248寛永元年)に龍昌寺5世明岩舜洞が江戸四ツ谷塩町に創建したといいます。 明治43年、下高井戸2丁目にあった永泉寺を合併し、当所へ移転しました。

現地説明板
永昌寺

当寺は、天長山と号する曹洞宗の寺院で、本尊は木造釈迦如来坐像です。

開創年代は明らかではありませんが、『続御府内備考』及び寺伝によると、寛永元(一六二四)年四月、江戸四ッ谷塩町三丁目(現新宿区愛住町)に開創したといわれています。

開山は、当寺の本寺である龍昌寺の五世明岩舜洞で、寛永十二(一六三五)念七月に亡くなっています。

明治四十三(一九一〇)念、下高井戸二丁目にあった永泉寺を合併し、当地へ移転してきました。 合併に際し、永泉寺に伝来する玉石薬師と呼ばれる玉石も合祀しました。 この玉石は、玉川上水の永泉寺付近工事の際に土中より発見され、その光沢の中に訳し像が浮き出たといわれています。 永泉寺は工事の無事竣工を念じ、この玉石を供養したことから、近隣の信仰を集め、これに因み丸薬も作られたと伝えられます。

昭和二十(一九四五)年五月、永昌寺は戦災に遭い、この玉石は、本堂ともに焼かれて光沢を失ったものの、今なお、大切に安置されています。

また、当寺の門前と境内には、江戸時代に建立された四基の庚申塔と二基の地蔵塔があります。

平成三十一年二月

杉並区教育委員会

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地図
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参考文献
編集メモ
写真撮影日 最終リンク先確認日
  • 2021/02/06
  • 2021/04/13